
「耶馬渓(やばけい)」は、大分県中津市に広がる日本屈指の景勝地です。
火山活動によって生まれた耶馬渓は「日本三大奇勝」「日本三大紅葉」の一つとして称されることがあり、特に秋の紅葉は見事👍
まるで山水画のような絶景が広がり、ドライブやサイクリング、散策など様々な楽しみ方ができるのが特徴なんですよ😊✨。
この記事では、
耶馬渓の魅力やアクセス方法、ベストシーズン、ドライブコースなど、初めての方にも分かりやすく徹底解説します。
この記事を読めば、耶馬渓観光を最大限に楽しめます😊🍁
【耶馬渓】観光に役立つ基本情報

入場料・拝観料について
耶馬渓は広大な渓谷エリアであり、エリア全体への入場料は無料です。車や徒歩で自由に散策することができます。
ただし、以下の施設(羅漢寺など)を訪れる際には、別途費用が発生します。
- 主要な景勝地
(一目八景・青の洞門など):無料 - 耶馬溪ダム記念公園「溪石園」:入園無料
羅漢寺(らかんじ)の拝観料・リフト料金
羅漢寺は断崖絶壁にあるため、山麓から本堂近くまで「羅漢寺観光リフト」を利用するのが一般的です。
リフトを利用せず徒歩での入山も可能ですが、本堂の拝観料が必要です。
入山について(重要):
① 羅漢寺へ入山する際は、仁王門前で入山料を志納し当日有効の入山許可証を受け取る必要があります。
2023年10月1日〜:
◉中学生以上1,000円
◉小学生500円
② リフト・本堂拝観は別料金です。
【リフト料金の目安】
◉羅漢寺駅まで
往復 大人700円 小人350円
◉山頂まで
往復 大人800円 小人400円
(通常9:00〜17:00・紅葉期は早めに運行開始する場合あり)。
訪問前は公式ページで最新情報を要確認。
リフト運行状況は季節や設備点検で変わるため目安です。
| 施設/区分 | 大人料金 | 小人料金(6歳以上) |
|---|---|---|
| 羅漢寺本堂2階 拝観料 | 300円 (参拝自体は無料) |
300円 (参拝自体は無料) |
| リフト代(羅漢寺駅まで往復) | 700円 | 350円 |
| リフト代(山頂駅まで往復) | 800円 | 400円 |
【重要】リフトは、羅漢寺駅で一度降りて参拝し、再度乗車して山頂へ行く構造になっています。
山頂まで行くか、羅漢寺駅までの利用かで料金が変わるため、乗車前に確認しましょう。
また、リフトの営業時間は
通常9:00~17:00ですが、
紅葉シーズン(10月・11月)は
8:30~17:00と早まることがあります。
散策にかかる時間の目安と最適な回り方
耶馬渓エリアは大きく分けて、
「本耶馬渓(青の洞門・羅漢寺周辺)」と、
「深耶馬渓(一目八景周辺)」に分かれています。
滞在時間に応じて巡り方を変えましょう。
観光スタイルの所要時間目安
- 主要スポット(車移動)のみ:
3時間~4時間 - サイクリング(片道または一部区間):
半日(4時間~5時間) - じっくり観光(ハイキング含む):
終日(6時間~8時間)
【所要時間3~4時間】車で巡る最短モデルコース
移動時間を短縮し、代表的な絶景だけを見たい方向けのコースです。
- 一目八景(滞在30分):
展望台から絶景を堪能 - 羅漢寺(滞在1時間):
リフトで登り参拝 - 青の洞門(滞在30分):
徒歩でトンネルを通り抜ける
【半日~終日満喫するなら】
サイクリングロード(メイプル耶馬サイクリングロード)は、旧耶馬渓線の廃線跡を利用しており、全長は約36kmです。
往復すると休憩込みで6時間程度かかるため、サイクリングを楽しむ場合は半日~終日をこのアクティビティに充てるのが最適です。
じっくりとハイキングや写真撮影を楽しみたい方は、食事や休憩時間も含め、1日かけてゆったりと巡る計画を立てましょう。
耶馬渓周辺の食事処とおすすめグルメ
耶馬渓エリアには、ドライブの途中で立ち寄れる食事処や道の駅などが点在しています。
清流と自然の中で育まれたそばや鯉料理、滋養強壮に良いとされる自然薯(じねんじょ)料理が名物です。
絶対に味わいたい!耶馬渓三大名物
- 手打ちそば:
寒暖差の激しい気候と清らかな水で育ったそばは、風味豊かで絶品です。
エリア内に複数の人気そば屋があります。 - 鯉料理:
山国川の清流で育った鯉を使った刺身や洗い(あらい)は臭みがなく、地元の名物料理として親しまれています。 - 自然薯料理:
栄養価が高く粘りが強い自然薯を、とろろご飯や揚げ物などで提供するお店もあります。
【食事処探しのコツ】
観光シーズンのお昼時は非常に混み合います。
特に人気のそば店などは、開店直後(11時頃)を狙うか、食事の時間をずらして14時以降に訪れるのがスムーズです。
道の駅や地元の直売所では、地元の特産品を使った軽食やお弁当も手に入ります。
耶馬渓へのアクセス方法
耶馬渓エリアは広いため、車でのアクセスが最も便利です。
公共交通機関を利用する場合は、JR中津駅を起点に路線バスやレンタサイクルを組み合わせるのがおすすめです。
所要時間は目安です。
運行本数が少ないので必ず最新時刻表を確認するようにしてください。
車でのアクセス
-
- 福岡・北九州方面から:
東九州自動車道 中津IC から約20分(本耶馬渓エリアまで)
- 福岡・北九州方面から:
-
- 大分・別府方面から:
東九州自動車道 中津IC から約20分(本耶馬渓エリアまで)
- 大分・別府方面から:
- 日田・熊本方面から:
大分自動車道 日田IC から国道212号線経由で約40分(深耶馬渓エリアまで)
注意点:
紅葉シーズンは、特に一目八景周辺で大変な混雑が予想されます。時間に余裕を持った行動を心がけましょう。
公共交通機関を利用する場合
JR日豊本線「中津駅」が耶馬渓観光の玄関口となります。
- 中津駅から路線バスを利用
大分交通バス「柿坂・守実方面」行きに乗車。・青の洞門へ:
バス停「青の洞門」下車(約30分)
・羅漢寺へ:
バス停「羅漢寺」下車(約35分)
・深耶馬渓(一目八景)へ:
バス停「深耶馬」下車(約70分)
バスの本数は限られているため、事前に時刻表を確認することが必須です。
耶馬渓の周辺マップ
名称:一目八景展望台(深耶馬渓の中心地)
住所:大分県中津市耶馬溪町大字深耶馬
1. 耶馬渓公共駐車場
住所:大分県中津市本耶馬渓町樋田
2.一目八景展望台
住所:大分県中津市耶馬溪町大字深耶馬
3.青の洞門
住所: 大分県中津市本耶馬渓町曽木
4.青の洞門公共駐車場
住所:大分県中津市本耶馬渓町曽木
5. 羅漢寺
住所:大分県中津市本耶馬渓町跡田1501
6.羅漢寺公共駐車場
住所:大分県中津市本耶馬渓町跡田
7. 溪石園
住所:大分県中津市耶馬溪町大字大島2286−1
8.渓石園第一駐車場
住所:大分県中津市耶馬溪町大字柿坂697
9. 耶馬溪サイクリングターミナル (メイプル耶馬サイクリングロード拠点)
住所:大分県中津市耶馬溪町大字柿坂353
耶馬渓の主な観光スポット5選

広大な耶馬渓エリアの中でも、特に訪れたい代表的な観光スポットを5つご紹介します。
1. 一目八景(ひとめはっけい)
深耶馬渓を代表する景勝地。展望台から、夫婦岩や仙人ヶ岩など8つの奇岩を一望できることから名付けられました。
特に紅葉シーズンの眺めは格別です。
- 住所:大分県中津市耶馬溪町大字深耶馬3152
2. 青の洞門(あおのどうもん)
青の洞門は禅海和尚がノミと槌で約30年かけて掘ったと伝わる洞門で、全長は約342m(うち手掘りのトンネル部は約144m)です。
菊池寛の小説『恩讐の彼方に』でも知られる山国川沿いの隧道で、歴史を感じる荘厳な雰囲気です。
- 住所:大分県中津市本耶馬渓町曽木
※大雨などの影響で、落石・補修により一部通行止めや歩道規制が発生する場合があります。
直近の通行状況は中津市・観光協会の発表を要確認。
3. 羅漢寺(らかんじ)
境内には数千体におよぶ石仏(五百羅漢像を含む)が安置されており、一部は国の重要文化財に指定されています。
リフトで登ることもでき、境内からは絶景が望めます。数多くの石仏が安置されており、神秘的な空間です。
- 住所:大分県中津市本耶馬渓町跡田1501
4. 溪石園(けいせきえん)
耶馬渓ダムの完成を記念して造られた日本庭園。数万個の石、50種・2万本以上の樹木が配置され、四季折々の花々や紅葉が楽しめます。
静かな時間を過ごしたい方におすすめです。
- 住所:大分県中津市耶馬溪町大字大島2286-1
5. メイプル耶馬サイクリングロード
旧国鉄耶馬渓線の廃線跡を利用した、全長約36kmのサイクリングロード。
トンネルや鉄橋が当時のまま残されており、絶景の中を快適にサイクリングできます。
- 住所:大分県中津市三光臼木~同市山国町守実
耶馬渓観光のベストシーズン
| 季節 | 見どころ | 特徴 |
|---|---|---|
| 春 3~5月 |
新緑 桜 |
渓谷が芽吹き、生命力あふれる若葉に包まれます。サイクリングやハイキングに最適な季節です。 |
| 夏 6~8月 |
深緑 川遊び |
緑が深まり、涼やかな川のせせらぎが心地よい季節。避暑地としても人気があります。 |
| 秋 10~ 11月 |
紅葉 (ベストシーズン) |
一年で最も美しい季節。渓谷全体が錦に染まり、息をのむ絶景が広がります。多くの観光客で賑わいます。 |
| 冬 12~ 2月 |
雪景色 | 雪が降ると、水墨画のような幻想的な世界が広がります。静かな耶馬渓を楽しめる穴場の季節です。 |
耶馬渓観光 魅力3選

まずは、耶馬渓が多くの人々を惹きつけてやまない3つの大きな魅力をご紹介します。
① 圧巻のスケール!奇岩が創る渓谷美
耶馬渓の最大の魅力は、なんといっても火山活動と川の侵食によって生まれた奇岩・奇峰群です。
天にそびえるような岩の絶壁や、不思議な形をした岩々が連なる景観は、まさに自然が創り出したアート。
特に「一目八景」から望む景色は、8つの岩峰群を一度に見渡せる絶景スポットとして有名で、その壮大さに誰もが息をのみます。
② 日本三大紅葉名所!錦に染まる秋景色
耶馬渓は「日本三大紅葉名所」のひとつに数えられることが多く、秋になると渓谷全体が燃えるような赤や黄色に染まります。
見頃は例年10月下旬〜11月上旬〜中旬(場所による)。
奇岩の荒々しい岩肌と、色鮮やかな紅葉のコントラストは圧巻で、多くの写真愛好家や観光客で賑わいます。春の新緑や冬の雪景色など、四季折々に異なる表情を見せてくれるのも魅力です。
③ 絶景を体感!多彩なアクティビティ
耶馬渓の絶景は、ただ眺めるだけではありません。
廃線跡を利用した「メイプル耶馬サイクリングロード」では、初心者でも気軽にサイクリングを楽しめます。
川のせせらぎを聞きながら自転車を走らせれば、心も体もリフレッシュできること間違いなし。
また、渓谷沿いを走るドライブコースも人気で、車窓からの景色も格別です。
耶馬渓についてのQ&A

耶馬渓に初めて訪れる方が疑問に思うことをQ&A形式でまとめました。
Q. 「耶馬渓」の読み方は?
A. 「やばけい」と読みます。「邪馬渓」や「那馬渓」は誤りです。
Q. 耶馬渓はどこにある?何県何市ですか?
A. 大分県中津市を中心に広がる渓谷です。
Q. 耶馬渓は日本三大奇勝の一つですか?
A. はい。群馬県の「妙義山」、香川県の「寒霞渓」とともに「日本三大奇勝」と称されることがあります。
Q. 雨が降っても観光できますか?
A. 雨天でも観光は可能です。雨に濡れた木々や霧のかかった渓谷は、晴天時とは異なる幻想的な美しさがあります。
ただし、足元が滑りやすくなるため散策の際はご注意ください。
まとめ
奇岩と清流、そして四季折々の自然が織りなす大分県の絶景「耶馬渓」。
そのスケールの大きな景観は、一度訪れたら忘れられないほどの感動を与えてくれます。
特に秋の紅葉シーズンは圧巻の美しさで、日本三大紅葉名所の名にふさわしい景色が広がります。
ドライブやサイクリングで風を感じながら、この壮大な自然を満喫する時間は、最高のリフレッシュになるでしょう。
この記事を参考にしっかりと計画を立てて、心洗われる耶馬渓の旅を存分に楽しんでくださいね~😊👋
掲載情報について
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