
「五箇山相倉合掌造り集落(ごかやまあいのくらがっしょうづくりしゅうらく)」
富山県南砺市に佇む、時間が止まったかのような世界遺産の集落です。
日本の原風景が今なお息づくこの場所はどこか懐かしく、訪れる人の心を優しく包み込んでくれます😊✨
急勾配の茅葺き屋根が特徴の合掌造り家屋が20棟以上も現存し、今も暮らしが営まれている「生きた世界遺産」なんです。
白川郷とはまた違う、こぢんまりとした静かな雰囲気が魅力で、ゆったりと散策したい方にぴったりの場所ですよ。
この記事では、
五箇山相倉合掌造り集落のアクセス・駐車場、必見観光スポット、ベストシーズン、合掌集落に関する疑問など、知りたい情報を徹底的に解説します。
この記事を読めば、相倉合掌造り集落の観光を120%楽しめます😊🛖
五箇山相倉合掌造り 見学の基本情報

見学料金・時間について
※開館時間・料金は変更されることがあります。
最新情報は五箇山観光公式サイトで確認してください。
集落内の散策は無料ですが、世界遺産を維持・保存するための「世界遺産保存協力金」が必要です。
また、内部を見学できる施設は別途料金がかかります。
- ▼ 世界遺産保存協力金
- 料金:自動車1台 500円
(保存協力金としての趣旨でお願いしている場合があります) - 時間:24時間見学可能
(ただし、住民の生活にご配慮ください)
- 料金:自動車1台 500円
- ▼ 内部見学施設
- 相倉民俗館:大人300円 / 8:30~17:00
- 相倉伝統産業館:大人300円 / 8:30~17:00
※施設によって異なる/共通券あり
2館共通券は大人500円、小人200円
夜間のライトアップ時などを除き、施設見学は日中のみです。
マナーを守って静かに散策しましょうね。
観光の所要時間とモデルコース
五箇山相倉合掌造り集落は、こぢんまりとしていますが、見どころは満載です。目的に合わせて計画を立ててみましょう。
目的別 所要時間の目安
- さくっと散策コース:
45分~1時間
(集落全体を軽く一周する)
- じっくり見学コース:
1.5時間~2時間
(民俗館などの施設見学や展望台まで歩く)
- 体験・宿泊満喫コース:
半日~1泊
(和紙漉き体験や民宿での宿泊を含む)
【1.5時間】定番満喫モデルコース
初めて訪れる方におすすめの、主要な見どころを巡る定番コースです。
- 集落入口・駐車場(スタート):
協力金を支払い、散策マップを入手
↓
- 集落内を散策(滞在30分):
田んぼや畑など、昔ながらの風景を楽しむ
↓
- 相倉民俗館(滞在30分):
合掌造りの内部と昔の暮らしを知る
↓
- 展望台(撮影スポット)(滞在30分):
集落全体を見渡せる絶景ポイントへ
【展望台を目指す方へ】
集落の入口から徒歩5~10分ほどの場所に、集落全体を見渡せる展望エリアがあります。少し坂を登りますが、そこからの眺めはまさに絶景です。スニーカーなど歩きやすい靴で行くことをおすすめします。
五箇山相倉合掌造り集落 アクセスと駐車場
五箇山相倉合掌造り集落へのアクセスは、主に車かバスになります。出発地に合わせて最適な方法を選びましょう。
※所要時間は目安です。
時間は列車種別や接続で変わります。最新時刻は公式で確認してください。
交通状況や乗り換え時間により変動するため、時間に余裕を持ってお出かけください。
公共交通機関でのアクセス
-
- 東京からのアクセス:
飛行機:羽田空港 → 富山きときと空港(約60分)。
空港からレンタカーで約70分。新幹線:東京駅 →(北陸新幹線)→ 新高岡駅(約2時間40分)。
新高岡駅から「世界遺産バス」で約60分。
- 東京からのアクセス:
-
- 大阪からのアクセス:
新幹線・特急:新大阪駅 →(特急サンダーバード)→ 金沢駅(約2時間40分)。
金沢駅から「世界遺産バス」で約80分。
- 大阪からのアクセス:
- 福岡からのアクセス:
新幹線:博多駅 →(山陽・北陸新幹線)→ 新高岡駅(約4時間30分)。
新高岡駅から「世界遺産バス」で約60分。
💡最寄りのバス停:
世界遺産バス「相倉口」バス停下車、徒歩約5分。
車でのアクセスと駐車場
- 北陸・東海方面から:
東海北陸自動車道「五箇山IC」から約15分。 - 関西・関東方面から:
北陸自動車道「砺波IC」から約30分。
駐車場について:
集落入口に約150台収容の駐車場が完備されています。
駐車料金(500円)が必要です。
五箇山相倉合掌造り集落 周辺マップ
名称:五箇山相倉合掌造り集落
住所:富山県南砺市相倉
〇駐車場 〇展望台
下記の地図で詳しい位置を確認できます。
五箇山相倉 観光の魅力3選

五箇山相倉合掌造り集落が多くの人々を惹きつけてやまない3つの大きな魅力をご紹介します。
① 時が止まった「日本の原風景」
相倉集落の最大の魅力は、昔ながらの日本の里山風景がそのまま残っていることです。
水田や畑、その周りに佇む合掌造りの家々。まるで昔話の世界に迷い込んだかのような、どこか懐かしい景色が広がっています。
都会の喧騒を忘れ、心穏やかな時間を過ごせるでしょう。
② 今も息づく「生きた世界遺産」
観光地でありながら、実際に人々が暮らしを営んでいるのが相倉集落の大きな特徴です。
住民の方々が大切に守り伝えてきた文化や生活の営みを肌で感じることができます。
単なる展示物ではない、温かみのある「生きた世界遺産」の魅力を体感してください。
③ 静寂に包まれた素朴な雰囲気
有名な白川郷に比べ、規模が小さく、より静かで落ち着いた雰囲気が漂っています。
観光客も比較的少なく、ゆっくりと自分のペースで散策したい方に最適です。
茅葺き屋根の家々を眺めながら、鳥のさえずりや川のせせらぎに耳を澄ませる贅沢な時間を過ごせます。
五箇山相倉 必見の観光スポット

相倉合掌造り集落で、ぜひ訪れてほしい代表的な見どころをご紹介します。
相倉民俗館
実際に使われていた合掌造りの家屋をそのまま利用した資料館です。
中には昔の農機具や生活用品が展示されており、当時の人々の暮らしぶりをリアルに感じることができます。
合掌造りの内部構造や、雪深い五箇山で生きるための知恵を学べる貴重な場所です。
住所:富山県南砺市相倉611
相倉伝統産業館
五箇山の伝統産業である「和紙」と「塩硝(かつて火薬の原料として利用された素材)」の歴史と製造工程を紹介しています。
和紙漉き体験(要予約)も可能で、旅の良い思い出になりますよ。
五箇山の厳しい自然環境が生み出した、人々の知恵と技術に触れることができます。
住所:富山県南砺市相倉421
展望台・撮影スポット
集落の全景を見渡せる絶好のロケーションです。
集落入口から徒歩5~10分ほど坂を上った場所にあり、パンフレットなどでよく使われる美しい写真を撮ることができます。
四季折々に表情を変える集落の姿は、まさに圧巻の一言。絶対に外せないビュースポットです。
住所:富山県南砺市相倉(集落北側の高台)
五箇山相倉 観光のベストシーズン

| 季節 | 見どころ | 特徴 |
|---|---|---|
| 春 4~5月 |
新緑 田植え |
生命の息吹を感じる季節。山々が芽吹き、水が張られた田んぼに合掌造りが映り込む景色は格別です。 |
| 夏 7~8月 |
深緑 ライトアップ |
稲が青々と育ち、集落全体が深い緑に包まれます。涼やかな風が吹き抜け、避暑にも最適。夏の夜間ライトアップも幻想的です。 |
| 秋 10~11月 |
紅葉 はさがけ |
山々が赤や黄色に色づき、合掌造りの茶色と美しいコントラストを描きます。稲刈り後の「はさがけ」風景も風情があります。 |
| 冬 1~2月 |
雪景色 (ベスト) |
まるで水墨画のような世界。厚い雪に覆われた合掌造りの姿は、この地ならではの絶景。厳しい冬の暮らしと美しさを感じられます。 |
五箇山相倉 観光のQ&A

五箇山相倉合掌造り集落に訪れる方が疑問に思うことをQ&A形式でまとめました。
Q. 白川郷や菅沼集落との違いは? どこがおすすめ?
A. 相倉集落は、白川郷より規模が小さく、菅沼集落よりは大きいのが特徴です。そのため、白川郷の賑わいと菅沼集落の静けさの、ちょうど中間のような雰囲気を持っています。
素朴で静かな日本の原風景をゆっくり楽しみたい方には相倉集落が特におすすめです。観光地化されすぎていない、ありのままの姿が魅力です。
Q. 「五箇山」と「相倉」の違いはなんですか?
A. 「五箇山」は、相倉集落と菅沼集落を含む広い地域の総称です。この2つの集落が「五箇山の合掌造り集落」として世界遺産に登録されています。
「相倉」はその中のひとつの集落の名前です。
Q. 読み方がわかりません
A. それぞれ以下のように読みます。
- 五箇山:ごかやま
- 相倉:あいのくら
- 菅沼:すがぬま
- 合掌造り:がっしょうづくり
Q. 観光するときの注意点はありますか?
A. ここは住民が生活している場所です。観光の際は以下の点にご配慮ください。
- 敷地内への無断立ち入りは禁止です。
- 早朝や夜間は静かに見学しましょう。
- ゴミは必ず持ち帰ってください。
- 集落内は坂道が多いので、歩きやすい靴が必須です。
まとめ
富山が誇る生きた世界遺産「五箇山相倉合掌造り集落」
日本の原風景が色濃く残るこの場所は、訪れる人の心を癒し、どこか懐かしい気持ちにさせてくれます。
特に雪に覆われる冬の景色や、水田に緑が映える春の美しさは格別です。
有名な白川郷とは一味違う、静かで素朴な雰囲気を味わいたい方にこそ訪れてほしい場所。
この記事を参考に、時間がゆっくり感じられる五箇山相倉集落の旅を存分に楽しんでくださいね~😊👋
💡RAKO's TIP:五箇山相倉合掌集落に行くときの参考に!
五箇山相倉合掌集落は、下記の『岐阜県・白川郷のひとり旅』モデルコースに登場します。