大室山。
静岡県伊東市・伊豆高原エリアのシンボルであり、お椀を伏せたような美しい幾何学的シルエットが特徴の活火山です。
単なる展望スポットではなく全山が国の天然記念物に指定されており、徒歩での登山が厳格に禁止されているという「守られた聖域」でもあります。
独自の景観と、山頂から遮るものなく広がる360度の大パノラマが多くの旅人を惹きつけています😊
リフトで空中散歩を楽しみながら向かう山頂、火口の周りを歩くお鉢めぐりの絶景は、アニメ映画のような世界観✨
一度見たら忘れられない感動体験になるはずですよ😊💖
リフト乗り場周辺にお土産やグルメが凝縮されていて、車なしでもバスでアクセスしやすいのも人気の理由です。

【この記事を読むと分かること】
🍀最大3時間待ち!? リフト混雑回避の鉄則
🍀全国からの詳細なアクセス情報
🍀「登山禁止」の理由と山頂での服装注意点
🍀絶景「お鉢めぐり」の所要時間と楽しみ方
🍀大室山に関するよくある疑問とは?
などなど、失敗しないための情報を盛り沢山でお送りします。
この記事を読めば、大室山の観光と絶景体験を120%楽しめますよ~😊⛰️
※リフトの運行状況や営業時間は天候により頻繁に変動するため、直前の公式サイト確認をおすすめします。
大室山の基本情報

「登山禁止」と「リフト待ち」の現実

大室山は全山が天然記念物のため、徒歩での登山は一切禁止されています。「リフト代を節約して歩いて登ろう」という選択肢は存在しません。
また、GWや連休、夏休みなどの繁忙期には、リフト乗車待ちが「往復で最大3時間(行き1.5時間・帰り1.5時間)」というテーマパーク並みの混雑が発生することがあります。
必須朝一番の到着:
連休中は9:00の運行開始に合わせて到着するのが鉄則です。
午後は駐車場に入る車列も伸びるため、時間を有効に使いたい方は朝イチを狙いましょう。
※公式サイトで「現在のリフト運行状況・待ち時間」を確認できます。
準備不足に注意足元と防寒:
標高580mの山頂は、地上よりも風が強く体感温度が下がります。
また、舗装路ですが急な坂もあるため、サンダルやヒールではなくスニーカーが必須です。
強風時はリフトが運休になるため、山頂へ行く手段が完全になくなります。
お出かけ前には必ず天気予報の「風速」もチェックしてくださいね✨
大室山を満喫する1時間滞在モデルコース

「どれくらい時間がかかるの?」という疑問を解決する、リフトとお鉢めぐりを組み合わせた黄金ルートです✨
【所要時間目安:約60分〜90分】360度の絶景と火口跡を楽しみ尽くす
09:00|山麓駅でチケット購入&乗車(※最終乗車時間に注意)
券売機で往復チケット(大人1,000円目安)を購入。
約6分間の空中散歩へ出発!足元に広がる伊豆高原の街並みに注目です。
※冬期営業時間は、
上り最終16:00、下り最終16:15となっています。
季節によって終了時間が早まるため注意しましょう。
09:10|山頂駅到着・お鉢めぐりスタート
火口の周囲約1kmを回る「お鉢めぐり」へ。
時計回りに進むと、富士山や伊豆七島が次々と現れます(一周の所要:徒歩約20〜30分)。
09:30|絶景フォトスポットで記念撮影
五智如来お地蔵様付近や、富士山をバックに撮影。遮るものがないので、空に浮いているような写真が撮れます。
09:45|火口跡でアーチェリー見学(または体験)
実は火口の底は「アーチェリー場」になっています。
上から眺めるのも面白いですし、時間があれば体験も可能です(道具レンタルあり)。
10:00|山頂団子でひと休み&下山
売店で名物の「三福だんご(1本400円〜500円前後)」を味わいながら景色を堪能。
帰りのリフトでは、海に向かって降りていくスリルを楽しめます。
【Option】周辺施設とセットで楽しむなら
10:30|「伊豆シャボテン動物公園」へ
大室山の目の前(徒歩すぐ)。カピバラやリスザルとのふれあいを楽しめます。
※お鉢めぐりは日影がないため、夏場は帽子と水分補給が必須です!
12:00|「おおむろ軽食堂」でランチ
リフト乗り場にあるおしゃれな食堂で、地元の食材を使ったランチプレートを堪能 。
13:00|伊豆高原駅方面へ移動
バスで駅方面へ戻り、ミュージアム巡りや海沿いの散策へ 。
15:00|お土産購入&帰路へ
大室山を中心とした観光モデルコースでした!
あなたの旅の参考になれば嬉しいです💖
大室山のグルメとショップ情報

大室山は、景色だけでなく「食」や「お土産」も充実しています。リフト待ちの時間や下山後の休憩に立ち寄れるスポットをご紹介します。
グルメ:絶景と一緒に味わいたい名物
大室山ならではの軽食は、散策の疲れを癒やしてくれます。
◉山頂売店:三福(みつふく)だんご
炭火で焼いた香ばしいお団子に、甘じょっぱい味噌ダレがたっぷり。山頂のベンチで絶景を眺めながら食べるのが定番スタイルです。
◉山麓:おおむろ軽食堂
伊豆の食材をふんだんに使った、ヘルシーで見た目も可愛いランチプレートが大人気。陶器の器も素敵で、カフェ好きにはたまりません🐶
◉ご当地ソフトクリーム
山麓の売店では、静岡ならではの「わさびソフト」や季節限定のフレーバーが楽しめます。意外な組み合わせですが、わさびの爽やかさが癖になると評判です。
アクティビティ:火口跡で楽しむアーチェリー
大室山の火口跡(噴火口の中)は、なんとアーチェリー場になっています。初心者でも道具をレンタルして気軽に体験できます。
◉手ぶらでOK!アーチェリー体験
30分〜1時間程度で楽しめるため、お鉢めぐりの途中で立ち寄るのがおすすめ。
火口の底から見上げる空と周囲の壁は、ここでしか味わえない不思議な空間です。
◉記念撮影スポット
山頂には「大室山」の看板と共に写真が撮れるスポットがあり、カメラスタンドも設置されています。富士山が見える日は行列必至の人気ポイントです。
お土産屋さんには大室山の形をした可愛らしいグッズや、伊豆高原限定のお菓子も豊富です。
リフトの待ち時間にお土産選びを済ませておくと、時間を有効に使えますよ😊💖
【ペット連れの方へ】
大室山のリフトは、抱っこができる大きさのワンちゃん(小型〜中型犬目安)なら一緒に乗車可能です。山頂のお鉢めぐりもリードをつければ一緒に散歩できます。
ただし「体重15kg以内、体高約45cm以内」という制限があるため、大型犬は乗車できません。
また、1頭につき1枚のペット券が必要です。
大室山へのアクセス(東京・大阪・名古屋)
大室山へのアクセスは、まず「伊豆高原駅」を目指し、そこからバスを利用するのが一般的です。
ご自身の出発地に合わせて最適なルートを選びましょう。
所要時間は目安です。休日の道路状況やバスの乗り継ぎにより変動するため、時間に余裕を持ってお出かけください。
公共交通機関でのアクセス
〇東京方面からのアクセス:
特急列車(直通):
東京駅 → 伊豆高原駅(特急「踊り子」「サフィール踊り子」で約2時間10分)
伊豆高原駅 → 東海バス(シャボテン公園行き)で約20分 → 「シャボテン公園・大室山」バス停下車
新幹線利用:
東京駅 → 熱海駅(新幹線こだまで約45分)
熱海駅からJR伊東線・伊豆急行線に乗り換え → 伊豆高原駅(約50分)→ バスへ
〇大阪・名古屋方面からのアクセス:
新幹線:
新大阪駅 → 熱海駅(ひかり利用で約2時間10分〜2時間20分)
名古屋駅 → 熱海駅(ひかり利用で約1時間20分)
熱海駅からJR伊東線・伊豆急行線 → 伊豆高原駅 → バスで大室山へ
〇飛行機利用の場合:
空港から:
羽田空港 → 品川駅または横浜駅へ移動
品川・横浜から特急「踊り子」または新幹線を利用して熱海・伊豆高原方面へ
車でのアクセスと駐車場
東京方面から:東名高速「厚木IC」→ 小田原厚木道路 → 国道135号線経由で約2時間30分〜3時間
名古屋方面から:新東名「長泉沼津IC」→ 伊豆縦貫道 → 伊豆中央道 → 修善寺道路・冷川IC経由で約1時間30分〜2時間
駐車場について:
大室山リフト乗り場周辺に無料の駐車場(約500台)が整備されています。
(ただし、GWや山焼き当日は非常に混雑するため、公共交通機関の利用も検討してください)
大室山 周辺マップ
名称:大室山登山リフト
住所:静岡県伊東市池672-2
◉大室山リフト乗り場
◉大室山火口・アーチェリー場
◉伊豆シャボテン動物公園
◉おおむろ軽食堂 ◉さくらの里
下記の地図で詳しい位置を確認できます。
大室山 必見のハイライト5選

大室山で絶対に体験すべき代表的な見どころを5つご紹介します。ただ登って降りるだけではもったいない!
360度の大パノラマ「お鉢めぐり」
大室山最大のアクティビティ。火口の周囲に整備された遊歩道を歩きます。
遮るものが一切ないため、空を歩いているような浮遊感を味わえます。
「相模湾、伊豆七島、天城連山、富士山」と、歩くたびに景色が変わる贅沢な時間です。
富士山ビューポイント
天気の良い日には、驚くほどくっきりと富士山が見えます。
特にお鉢めぐりの北側〜西側のルートは絶好の撮影スポット。
青い海と雄大な富士山を同時に写真に収められるのは、伊豆半島ならではの特権です。
火口跡のアーチェリー体験
噴火口の底でアーチェリーができる、世界でも珍しいスポット。
すり鉢状の火口に降り立つと、周囲を壁に囲まれた静寂な空間が広がります。初心者でもスタッフが指導してくれるので安心です。
上から見ている人たちの視線を感じながら、的を射抜く快感は格別です。
国の天然記念物「スコリア丘」
大室山は、約4000年前の噴火でできた「スコリア丘」という地形の典型例です。
美しい円錐形のフォルムや、マグマのしぶきが固まってできた赤い土(スコリア)など、ジオパークとしての学術的な価値も体感できます。
自然が作り出した造形美を間近で観察してみてください。
四季折々の草花とススキ
山全体がカヤなどの草原に覆われているため、季節ごとに色が劇的に変化します。
夏は鮮やかな緑、秋は黄金色のススキが一面に広がり、風に波打つ様子は圧巻です。
人工的な植栽ではない、ありのままの自然の植生を楽しめるのも魅力の一つです。
大室山 観光のベストシーズン

| 季節 | 見どころ | 特徴 |
|---|---|---|
| 春
2~5月 |
山焼き
桜 (イベント) |
2月の第2日曜日は伝統の「山焼き」。山全体が炎に包まれる姿は圧巻です。その後、春には麓の「さくらの里」で桜が見頃を迎えます。 |
| 夏
6~8月 |
新緑
高原の風 |
山全体が鮮やかな「抹茶色」の緑に覆われます。山頂は風が通り抜け涼しいですが、日差し対策は必須です。 |
| 秋
10~11月 |
ススキ
紅葉 |
全山が黄金色のススキ(銀色)に輝き、最も幻想的な景色が見られる季節。気候も安定しており散策に最適です。 |
| 冬
12~1月 |
富士山
初日の出 |
空気が澄み、富士山が最も綺麗に見える確率が高いです。元旦には初日の出運行も行われます(要確認)。風が冷たいので防寒は厳重に。 |
大室山 だけが持つ「3つの魅力」

大室山が他の山や観光地とは一線を画す、3つの大きな魅力をご紹介します。
700年続く「山焼き」が生む美しさ
大室山のあの滑らかなお椀型の形状は、自然任せではありません。毎年行われる「山焼き」という人の手による管理によって保たれています。
700年以上もの間、地域の人々が守り続けてきた伝統文化と自然の共生。その背景を知って眺めると、景色の深みが変わります。
春先の「黒い山」から、初夏の「緑の山」、秋の「黄金の山」へと移ろう色彩の変化は感動的です。
登山禁止!リフトで山頂へ!
徒歩登山禁止という厳しいルールがあるからこそ、守られている自然があります。
汗だくになって登るのではなく、リフトに揺られながら頂上を目指すスタイルは、体力に自信がない方や子供連れでも安心して「頂上の景色」を共有できる大きな魅力です。
ジオパークとしての「地球の息吹」
大室山は、伊豆半島ユネスコ世界ジオパークの重要な構成資産(ジオサイト)です。
火口の中を覗き込んだり、溶岩のしぶきが固まったスコリアを手に取って観察したり。地球が生きていることを肌で感じられる、天然の博物館のような場所でもあります。
大室山のよくある疑問【Q&A】

大室山を訪れる方が抱く不安や疑問をQ&A形式でまとめました。
Q. 本当に歩いて登れないのですか?
はい、できません。全山が国の天然記念物に指定されており、植物保護と地形保全のため徒歩での登山は厳禁です。
必ずリフトを利用してください。これが美しい景観を守るためのルールです。
Q. リフトは怖いですか?高所恐怖症でも大丈夫?
個人差はありますが、地面からの高さは比較的低いため、高層ビルのような怖さはありません。
ただし、遮るものがない開放的なリフトなので、風が強い日はスリルを感じるかもしれません。
安全バーをしっかり下ろして乗車すれば、徐々に広がる絶景に感動するはずです。
Q. 大室山で富士山を褒めてはいけないって本当?
地元の伝承として有名です。大室山の神様(磐長姫命)は、富士山の神様(木花開耶姫命)の姉妹。容姿のことで仲違いしたという神話があります。
「大室山の上で富士山を褒めると、磐長姫命が嫉妬して天気が悪くなる」という言い伝えがあります。
信じるか信じないかはあなた次第ですが、こっそり心の中で褒めるのがマナーかも😊
Q. 混雑を避けるにはどうすればいい?
GWや大型連休は、朝9時の営業開始前に行くのがベストです。
昼過ぎ(11時〜14時)がピークとなり、リフト待ちの行列が発生します。
平日は比較的空いていますが、天気の良い週末は午前中の早い時間を狙いましょう。
Q. 車椅子でも山頂に行けますか?
残念ながらリフトへの乗降が必要なため、車椅子のままの利用はできません。
また、山頂の遊歩道も舗装されていますが、急な勾配や階段がある箇所があります。
足腰に不安がある方は、山麓の「さくらの里」から大室山を眺めるのもおすすめです。
まとめ
伊豆高原のシンボル「大室山」でしか味わえない感動体験✨
4000年前の噴火が生んだ美しいフォルム、リフトで登る非日常感、そして山頂から見渡す360度のパノラマ絶景。
ただ景色が良いだけではなく「地球の歴史」と「人の営み(山焼き)」が交差する、他にはない特別な場所だと思いませんか?😊💖
ぜひ、歩いてお鉢めぐりに挑戦してみてください。きっと忘れられない景色に出会えるはず!
この記事を参考に、大室山の絶景旅を存分に楽しんでくださいね~😊👋
掲載情報について
提供する情報はインターネット上で公開されている情報を元にしていますが、情報は変動する可能性があります。
情報は、執筆時点での最新情報となります。
リフト料金・営業時間・イベント日程は変更される場合があります。
訪問前に必ず「大室山登山リフト」公式サイトで最新情報をご確認ください。
特に強風時はリフトが運休になることがあります。当日の運行状況チェックをお忘れなく!
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